
毎朝の習慣ウォーキング。
同じ公園、同じ時間、同じベンチ、そして──いつも同じ姿勢の“誰か”。
けれど今朝、そこにその姿はなかった。
爽やかなはずの朝の空気に、ふと混じる小さな違和感。
「いつも同じ時間、同じ場所にいる人」
彼女はいつも通り、イヤホンをつけて歩いていた。
日課。ルーティン。安心。変わらない日常。
……のはずだった。
でも、昨日も、一昨日も、その前も、
あのベンチには――あの男がいた。
まるで「見られている」のではなく、
「見届けられている」ような、そんな感覚。

知らずに続けている“日課”ほど、誰かにとっての“観察対象”になりやすい。
■「ベンチの男 一覧」
>> 第2話 「いない」事で高まる不安はこちら
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【女性・ウォーキング・運動・朝・リラックス・公園】
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